浜松市楽器博物館さまでの講演を終えて
8月19日(土)、浜松市楽器博物館さまにて「江戸期吉原遊廓の音楽文化」についての講演をさせていただきました
「吉原の音空間の再現」も大変ご好評をいただき、江戸期吉原の音楽文化の実態に、また一歩近づけたかな…と思っております。
極めて史料的制約のある吉原研究ですが、「音楽学」という分野で研究をしているからには、文字の研究に留まらず、「実際の音にどうアプローチするか」という点が大きな課題でした。
その課題を、浜松市楽器博物館という「音の聖地」で達成できたことには、大きな意味があったと感じています。
楽器博物館の館長さま、学芸員の皆さまの、大変暖かいサポートに、心より御礼申し上げます。
展示楽器も勿論素晴らしいものですが、皆さまのお人柄や情熱が、楽器博物館さまが全国の皆さまに愛される所以なのではないかと、強く感じました。
そして、ミニコンサートと講座にご出演くださった町田夢子さんに、深く御礼申し上げます。
演奏の内容・衣装・演出に至るまで、とても大きなご愛情をもって、一緒に作り上げてくださいました。夢子さんがいらっしゃってこそ、本講座を実現させることができました
【町田夢子さんHP】
生田流箏曲・地歌演奏家 町田夢子
そして、本講座に至るまでに、多大なご協力をいただきました皆々さまへ、心より御礼申し上げます。
今回の講座での学びを胸に、引き続き吉原の音との対話を続けていきたいと思います。