『アール・ヌーヴォーの華麗なファッションイラスト』

『アール・ヌーヴォーの華麗なファッションイラスト』

皆さんは古本屋はお好きですか? 

わたしは大好きです。

大きな古本屋さんに寄った時は特に目当ての本が無くても、

たくさんの荷物

(ついでに画材などを

まとめ買いする事が多い)が

子泣き爺のごとく肩にのし掛かろうと、

足が疲れていようと…。

負けじと店内を巡回しています。

ネットにはない絵の資料を古本屋で探す

わたしは本屋さんでもよく絵の参考に使う資料を探します。

何を描くかにもによりますが、ネットだけではなく書籍を利用した方が効率的な場合も多いです。

ネットは何と言っても便利ですが、求めている資料とは微妙にずれていたりして合致するものが少ないことも多いと思います。

「お、これはいいかも?」と思った画像の解像度が低かったりして、結局あまり参考にならず悔しさだけが残ったりもします。

「ちょっと、この部分が一番大事なんだけど、ぼやけてる…」

ということもよくあります。

最近の美術書は店頭で立ち読みできない

それはそうと、絵の資料に欲しいような

「できればフルカラーの写真や絵がたくさん載っている、サイズも大きめの本」

は雑誌等も含めておおむね、定価はそれほど安くありません。

だいたい1000円以上のお値段ではないでしょうか?

ネットで本を買う時は、中身を見ることが

出来ない場合が多いので、

「十分に資料として使える内容なのか?」

は、買って届いてから中身を見て初めて分かる、

ということになります。

新品の本を扱う普通の本屋さんでも、最近は漫画本だけでなく、画集や美術書にも、立ち読み防止と思われる薄いビニールカバー(シュリンク)がかけられているお店が増えているように感じます。

古本屋でお宝本を発掘

それは商売なので、仕方がないんですが、お財布の中身が貧弱な学生の時などは、

絵やイラストの資料、モチーフを探す時は古本屋さんにとってもお世話になりました…。(図書館にも)

今日はそんな地道な努力の結果、都内の某BOOK OFFにて捕獲した本を紹介したいと思います。

定価より、かなりお安くなっていて狂喜。

『アール・ヌーヴォーの華麗なファッションイラスト』

石山 彰 編  グラフィック社

19世紀末ごろに描かれた

ファッション画(ファッションプレート)、

銅版手彩色の服飾図版を約90点程まとめた本。

イラストはすべてカラー!

全て女性のドレスの図版で、男性の服装は一切なかったですね。

イラストがメインの本ですが、この時代のファッションにまつわる基礎的な用語や解説も少し載っています。

巻末には全ての図版各々に、5行程度の簡単な解説(プレート解説)つき。

100年以上前に描かれたドレスの繊細なデザインや色彩は、今見てもてもなお美しく色あせることがありません。

綺麗な絵で

ドレスの様式もだいたい分かる

あ、でも、

時代によって当時の流行というか、様式があり

「なんだかこのお姉さん、体型が

砂時計みたいだな」とか、

「袖が、異様にでかい… 空気ポンプで膨らませてるのか?」とか

「お尻が出すぎじゃないですか…?」

とは、感じるかも。

ドレスのデザイン自体は美しくて可愛いんですが、たまに

「あ、あれ? ちょっと待って…?」と

突っ込みたい、何とも言えない

気持ちになるかもしれない。

イラストは年代順に載っています。

最初のページからずっと見ていると、おおよそ10年くらいでドレスの形、シルエットが少しずつ移り変わり新しいデザインと入れ替わる感じ。

「あ、こういうのがこの時は流行ってたんだな」と分かる

構成になっています。

その時代の特徴に関する解説も簡潔に載っています。



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