日本児童文学の父、小川未明の童話集と代表作『赤いろうそくと人魚』

日本児童文学の父、小川未明の童話集と代表作『赤いろうそくと人魚』

日本のアンデルセン、小川未明の代表作

「日本のアンデルセン」「日本児童文学の父」と呼ばれて有名な児童文学作家、小川未明の代表作のひとつです。

高校生くらいのときに読んで、ずっと好きな作家です。

書店で新潮文庫の「夏休みに読みたい100冊」みたいな、無料配布の冊子に紹介が載っていて、「お、これ良さそうだな」と思って読んだように記憶しています。(50冊だったかもしれない)

 

新潮文庫の『小川未明童話集』の挿画は画家の安野光雅

新潮文庫から出ている文庫本は『小川未明童話集 赤いろうそくと人魚』と表紙に書かれていました。

表紙の挿画を何年も経ってから安野光雅さんが手掛けていたのに気づきました。(残念なことに新潮文庫の童話集は挿絵はないです)

実は、小川未明は童話だけでなく、普通(?)の小説も書いています。
今日の『赤い蝋燭と人魚』は童話ですが、そのうち小説の話も書きたいです。

 

非常に多くの作品を残した小川未明

小川未明の作品はほぼ短編なのですが、かなり作品数の多い作家であったので、「いつか全作品を読みたい」などと思ってしまった日(←わたし)には、もう大変です。

ちなみに星新一のショートショートも全部読んでみたいです。星新一はショートショートだけでも1000話は残しています。

最近はそれほどじっくり本を読む時間が取れないので、一体読み終わるのにあと何年かかるか、見当すらつきません。

青空文庫をチラッと覗いてみたら、小川未明の作品はすでに483作品公開されていました。(2018年 12月現在)作業中となっているのは342作品でした。
ただし、リストをよく見ると

「赤い蝋燭と人魚」
「赤いろうそくと人魚」

という感じで、重複している作品もある? ので、厳密に言えばもうすこし減るのかも知れません。難しい漢字がひらがなになっている方は、子供も読める仕様になっているみたいです。

小川未明の作品は全部で1200作品らしいです。
いずれは、およそ6〜7割の小川未明の作品は誰でも読める計算になりますね。

小川未明の代表的な童話作品は、各出版社から出ている童話集で読めます。

作家の説明が長くなってしまいました。
で、代表作の『赤い蝋燭と人魚』の話です。

 

『赤い蝋燭と人魚』が一番有名なお話かも

もちろん好きな話なんですが、こうしていざ作文をはじめると

「『赤い蝋燭と人魚』の素晴らしさをを3行くらいで簡潔に説明せよ」
とか、思っても「3行じゃとても無理だしもっと精神統一して掛からないと無理だ…」と思いました。

絵本化もたくさんされているので活字の本が苦手なひとは、ぜひ青空文庫ではなく絵本で読みましょう。文庫ではなく絵本で読みましょう。

大事なことなので2度書いてみました。酒井駒子さんの絵本『赤い蝋燭と人魚』です。

ただ、童話だけあって難しい語は出てこないし、文章はとても美しいので活字の本でもおすすめです。

物語は、題名にあるように人魚が出てきます。

小川未明は「日本のアンデルセン」と呼ばれてます。
たぶん作品の雰囲気が似ているからだと思います。

アンデルセンの方がだいぶ先に人魚姫を書いているし…
児童文学者の久留島武彦も日本アンデルセンと呼ばれています。

誰が一番はじめに小川未明をこう読んだのかは不明です。もし跡でわかったら追記したいです。

『赤い蝋燭と人魚』は、小川未明の出世作ということです。
手に入りやすい文庫本で出ている小川未明の童話集には、どの本でも必ずと言っていいほどこのお話が収録されています。

小川未明と言えばこれ、という雰囲気を感じます。未明の童話集に「とりあえず入れとけ」みたいな誰かの声がどこからともなく聞こえる気が…。

単純に人気があるのか、出世作だからか、それとも何か別の理由で代表作と言われるようになったのか、よく思い出せませんが、たぶん他に1000作品以上もある中で1、2を争うくらいの有名なお話と思われます。

とはいえ、多数の作品の中で今では入手しづらく「そもそも読むことができない」作品もけっこうあるようです。

収録されない作品もたくさんあるので、「そもそも存在自体が知られていない」作品がたくさんあると思います。もし日本全国の小川未明ファンを集めて人気投票をしたとして、『赤い蝋燭と人魚』が堂々のランキング第1位に輝いたとしても、何だか正確な投票ではないような気もします。



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です