『水木しげるの遠野物語』

『水木しげるの遠野物語』

小説の『水木しげるの雨月物語』を

探したとき、一緒に見つけて思わず

購入した一冊。

 

みんな知ってるだろうとは思いますが、

『遠野物語』は柳田國男が岩手県の遠野地方

に伝わる伝承、逸話などをまとめた

日本の民俗学の先駆けと言われている作品です。

 

内容は、天狗、 河童 、 座敷童子 など妖怪に

まつわるものをはじめ、山人 、 マヨヒガ

(山中にある不思議な家)、神隠し、 

臨死体験、まつられている神さま、

それを奉る行事や風習に関するものなど、

多岐に渡る物語が古い時代の言葉遣い

の文語体で綴られます。

 

史上最強の妖怪絵巻誕生…?

 

「史上最強の妖怪絵巻誕生!!」と、

帯のキャッチコピー書いてあるのですが

『遠野物語』は妖怪の話ばかりではないので

水木しげるファンを無理やり引き込もう

としている文言に感じます。

 

『遠野物語』は漫画より、簡潔な原文で

読んだ方が想像力が働くかも知れません。

冒頭で柳田國男が言う

 

願わくはこれを語りて平地人を戦慄せしめよ。

 

という言葉どおり、一見何処かで聞いた

ような昔話であり、取り立てて

もの凄く怖い話ではないのに

ゾッとするような、遠野郷の

人の手が及ばない深い山奥への

畏怖の念のようなものを味わえるのでは

ないかと感じました。

 

現代語訳でも読める遠野物語

何を隠そう、我が家には『遠野物語』の本が

4冊ほどあったりするんです。

原文の本が3冊と

現代語訳版が1冊。

 

『遠野物語』は文章自体はそれほど長くない

ので、柳田國男の他の作品(『山の人生』とか)

と合わせて収録されていることが多いです。

なので柳田國男の『遠野物語』以外の代表作を

読もうと思って本を買ったら『遠野物語』も

一緒に付いてきた、という感じです。

 

言わずと知れた『遠野物語』のコミカライズ

 

作者独自の改変などはほとんどなく、

基本的に原作に忠実に物語が進みます。

各話の最期のひとコマふたコマで、

作品の水木しげるさんの自画像が出てきて

ひとこと解説などのコメントがあるくらい。

 

『遠野物語』の原文を一度読んだのに

文語体がちょっと難しいから

「内容、勘違いしてないか…?」

と不安に襲われ、現代語訳版を買った

わたしのような人にはオススメだと思います。

 

ちなみに、現代語訳(口語訳)版が

河出書房新社から文庫本で出ているのを

買いました。

といっても、大人なら原文からでも

全く読めないことは無いと思います。

現代語訳を読んでみて、一応

わたしでもひと通り間違えず理解

できてました!

それでは、今日はこれから

イラストの仕上げをやるので、この辺で。



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