『フェルメールの食卓 暮らしとレシピ』

『フェルメールの食卓 暮らしとレシピ』

何年か前にフェルメールの絵画が
来日したころ、美術館の売店で見つけた本と
記憶している一冊です。ちょっとうろ覚えなので
本屋さんで買ったかもしれませんが…

企画展があると、その作品や画家に関連する
書籍が、美術館に入ってるお店の他にも
本屋さんで平積みになっていたりします。

関連する色々な本が集められるので、
好きな画家の展示があったら
定番の画集だけでなく、
少し変わった目線で作られた
面白い一冊に出会えるかもしれません。

『フェルメールの食卓 暮らしとレシピ』
林 綾野 著、高橋 歩 イラスト

フェルメールの絵画とともに、
彼が暮らしていた17世紀のオランダの暮らしや
当時の食事の再現レシピが、
多数の水彩イラストや
写真つきで紹介されている本。

フェルメールの主な作品とその時代の再現レシピ

本のサイズは約18cm×18cmで、普通の画集に比べると
小さいですが、フェルメールの人気がある
有名な絵画はおおむね収録されており、
ほかにイラスト付きや写真付きの読み物が
載っているお得な本。

この時代の絵画の雰囲気が好きな人(わたし)
が嬉しい一冊です。

数えてみたら、25点のフェルメールの絵画が
収録されていました。
フェルメールの作品は全部で30数点しか
ないらしいので、ほとんど全部の絵が
載ってるようなものでは…。

同じ出版社から、同じような企画で
クレー、ロートレック、モネ、ゴッホの
本も出ているようです。

水彩のスケッチのようなイラスト

フェルメールが生涯暮らした町である
デルフトのゆかりの地や地図の
紹介に続いて、当時の暮らしぶりを
伺うことのできる
室内のインテリアなどの彩り、
当時のファッション、
食卓の道具の記事が載っています。

安野光雅さんの「文庫手帳」のような
水彩イラストでフェルメールの絵画に
登場する、中国の磁器を真似た深皿、
ワイングラス、真珠のネックレス、
黄色いガウンなどの小物たちが
描かれています。かわいい。

17世紀の『賢い料理人』とは?

再現レシピは、フェルメールの生きた
17世紀に出版された食の指南書である
『賢い料理人』をヒントに再現したものが5品、
昔ながらの料理法を受け継いでいる
現代オランダ料理の11品が
写真つきで掲載されています。

「牡蠣のシチュー」
「ひき肉のロースト レモンソース」
「マスタードスープ」などのレシピが続きます。
手順はわりとシンプルなものが多いです。
中には「いや、ただ野菜を茹でただけじゃ」
なページもあったり…。

パンプディングを作ってみた!

載っているレシピをいくつか自分でも
作ってみました。
硬くなったフランスパンと牛乳、
卵と砂糖とバターだけで作れる
「パンプディング」が
個人的にはおすすめです。

パンを牛乳に浸す時間が分、
耐熱容器をトースターで焼く時間が分と
待っている時間が長いレシピですが、
普通のフレンチトーストより
もっとプリンに近い食感になって
熱々でおいしいです。

けれど、中には近所の普通のスーパーでは
置いてなさそうな食材も少しありました。
仔羊のひき肉や、ナツメグなどは
少なくともうちの近所のスーパーには
売っていない。



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