アンデルセン『絵のない絵本』全話の解説とあらすじ➓《第29夜〜第33夜》

アンデルセン『絵のない絵本』全話の解説とあらすじ➓《第29夜〜第33夜》

全33話もくじ一覧はこちら

 

『絵のない絵本』のさし絵入り本5選

『絵のない絵本』モチーフにしたアクセサリー

 

《第29夜》湖のほとりの僧院

スウェーデンのボクセン湖の岸辺に建つ、古いブレータ僧院の話。

アンデルセンは1837年の6月から7月にかけてスウェーデンを旅行しています。

このときにブレータ僧院をはじめ、700年以上も前に建てられた古い修道院を見たようです。

《第30夜》ある居酒屋にて

大通りそばにある居酒屋の話。本によって居酒屋でなく、旅籠と書いてあったりもします。

真夜中を過ぎて明け方が近づく頃、まだ皆が眠っている建物の中の様子を月が語ります。

《第31夜》子供たちとクマ

ある小さな田舎町の宿へ、クマを連れた熊使いがひとり泊まります。

このクマは人に害を加えたことは一度もありませんが、熊使いが宿の中で休んでいる間は、クマは外へ繋がれていました。

子供たちは屋根裏部屋で遊んでいました。

すると、
「バタン! バタン!」
と大きな足音を立てて階段を上ってくるものがあります。

部屋の扉が開くと、中庭にいるはずのクマが立っていました。

子どもたちはびっくりして部屋の隅に逃げます。

けれど、クマは子どもたちを鼻でくんくん嗅ぎまわるだけで、何も悪いことはしませんでした。

その様子を見て、子どもたちは

「これは大きな犬なんだな。」
と考えて…。(ふつう犬と間違えるか?!)

《第32夜》囚人が残したメロディ

ある囚人が、最後に残したメロディの話。

牢獄に居る囚人が、馬車に乗せられて連れ出される最後の夜に牢屋の壁へ、言葉ではなくひとつのメロディを刻みます。

さらっと楽譜が書ける?て、この囚人わりとすごいスキル持ってるな…と全関係ないことを考えました。
牢屋に入る前は音楽家とかだったんでしょうか。

《第33夜》寝る前のお祈りと女の子

寝る前にお祈りの文句を唱える、小さな女の子の話。
「絵のない絵本」の最後の章です。

「わたしは子どもが大好きです!」と月のセリフで始まります。

ここまで読んだ人は全員、

「うん、言われなくても知ってる」と思います。

だって「絵のない絵本」は、33話のうち8話くらいは子どもの話です。

「絵のない絵本」はけっこう悲しい話も混ざってるんですが、子どもの話はどれも微笑ましい楽しい話です。

ある5人兄弟の一番小さい女の子はやっと4つになったばかりですが、他の兄弟と同じように、寝る前の「主の祈り」の文句をちゃんと覚えていて、唱えることが出来ました。

けれど、母親はこの子がお祈り途中で何か小声で言っているのに気づきます。

母親はお祈りをさえぎって、女の子に
「いったい何て言ったの?」
と聞き…。



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